復興記念館収蔵品データベース
Great Kanto Earthquake Memorial Museum Database帝都復興展覧会出品模型 小名木川筋改修状況
(江東区)
展示場所 | 記念館 2 |
種別 | 1.震災 |
整理番号 | 16-00183 |
分類項目 | 16.記録資料② 記録作品(絵画・彫刻・文集・写真など) |
寸法(mm) | |
数量 | 1 |
重量(g) | |
年代 | 1929年 |
キャプション | 小名木川筋大横川交差箇所模型(運河模型)です。復興局工務課の制作した「運河標準断面」に基づく運河改修事例の模型です。 帝都復興事業の縮小によって京浜運河・東京築港は計画から除かれ、運河事業は、改修(一部新鑿)浚渫にとどまらざるを得なくなった。 その対象となったのが、神田川・日本橋川(それぞれ一部)、京橋川、築地川、楓川、大島川、小名木川などですが、特に工業地区の指定を受けた江東地区の運河の充実を図るべく企図されたのが、小名木川・横十間川のT字の運河整備です。 江戸期から縦横に堀川のめぐられていた江東地区ですが、水深は浅く、橋桁下の通行も困難な場合が多かったので、復興計画に際しては、橋梁桁下の通行と十分な深さと幅を確保することになりました。特にこの小名木川の主要部では、大型の艀や船舶が複数擦れ違うことができ、水深も十分とりました。幅員55メートル・深さ21メートルの水路が計画されました。 この模型では、工業地域内を縦横十字に運河が貫通し、潮の干満に関係なく橋桁下高さを十分取った新高橋ほかの周辺の復興橋梁が表現され、周辺には工場群がやや模式的に配置されています。 |