復興記念館収蔵品データベース

Great Kanto Earthquake Memorial Museum Database

花屋敷

展示場所 記念館 2
種別 1.震災
整理番号 16-00110
分類項目 16.記録資料② 記録作品(絵画・彫刻・文集・写真など)
寸法(mm)
数量 1
重量(g)
年代
キャプション 震災直後、花屋敷の猛獣は万一飛び出したら危険だからと拳銃で射殺されました。その中で福井酉造さんという園丁によって小象と何匹かの動物が助け出されたことが、人情味溢れる動物愛護の話として当時話題になりました。 左上に描かれている頂きに鳳凰のある建物は、奥山閣(鳳凰閣)といい本所四ツ目の材木商信濃屋の丸山伝右衛門が邸内に建てたものを1888(明治21)年花屋敷に移築したものです。

作者の徳永柳洲は1871(明治4)年岡山県和気郡藤野村(現和気町)にて出生しました。1898年「萬朝報」(黒岩涙香社主の新聞社)に入社、画報部主任として活躍しました。1911年パリなどヨーロッパに留学、帰国後文展に入選し、「光風会」同人となりました。 1923(大正12)年、関東大震災直後の惨禍を門人達とスケッチしてまわり、その作品を制作して全国を巡回し、展覧会を開催すると共に、震災復興基金を募るなどの活動をしました。 晩年は富山に転居し、立山や黒部渓谷を描き、日本画と洋画を融合させた新しい絵画を目指しました。1936(昭和11)年65歳で逝去しました。
花屋敷
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