復興記念館収蔵品データベース

Great Kanto Earthquake Memorial Museum Database

鉄拐仙人図

展示場所 記念館 1
種別 1.震災
整理番号 16-00035
分類項目 16.記録資料② 記録作品(絵画・彫刻・文集・写真など)
寸法(mm) H500×W1480
数量 1
重量(g) -
年代 1931年
キャプション 鉄拐仙人は隋代の人で名は李洪水と言います。早くから仙術を学び修得していくうちに魂を失いました。絵に描かれている様に瓢箪から吹きだしている人物は魂の遊離していく様子を示しています。

作者の王一亭氏は、1867年上海に生まれ、親日経済人であり、孫文大総統のもとで農商務大臣を務めた政治家でした。他面文芸、書画の他、特に仏画に秀で、呉昌硯氏と並ぶ「清末民初」の双壁といわれた文化人でした。また貧しい人々、身体障がい者に対して救護活動をすすめた社会慈善事業家で中国仏教界の重鎮でもありました。 王一亭氏は、1923年9月1日の関東大震災に際し、上海を中心として救助活動の先頭にたって、米、麦をはじめ多くの救援物資を数回日本に送りました。また王一亭氏は、中国仏教徒とともに震災犠牲者の慰霊弔祭を行うほか、「弔霊梵鐘」の寄贈金調達のため、多数の書画を寄贈されるなど、震災に際し熱情あふれる活動をしました。 復興記念館におさめられている絵画(絹本着色)4点は、1931年、王一亭氏が来日のとき、特に復興記念館の竣工を喜び寄贈されたものです。
鉄拐仙人図
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