復興記念館収蔵品データベース
Great Kanto Earthquake Memorial Museum Database第一震十二階の崩壊
展示場所 | 慰霊堂 その他 |
種別 | 1.震災 |
整理番号 | 16-00189 |
分類項目 | 16.記録資料② 記録作品(絵画・彫刻・文集・写真など) |
寸法(mm) | |
数量 | 1 |
重量(g) | |
年代 | 1923年 |
キャプション | 浅草公園六区の北に凌雲閣と称えた十二層の煉瓦作りの高塔が聳えていました。観覧者が眺望のために登っていましたがこの塔は第一震で上部三分の一が切断崩壊して塔下の民家の屋上に墜落しました。 作者の徳永柳洲は1871(明治4)年岡山県和気郡藤野村(現和気町)にて出生しました。1898年「萬朝報」(黒岩涙香社主の新聞社)に入社、画報部主任として活躍しました。1911年パリなどヨーロッパに留学、帰国後文展に入選し、「光風会」同人となりました。 1923(大正12)年、関東大震災直後の惨禍を門人達とスケッチしてまわり、その作品を制作して全国を巡回し、展覧会を開催すると共に、震災復興基金を募るなどの活動をしました。晩年は富山に転居し、立山や黒部渓谷を描き、日本画と洋画を融合させた新しい絵画を目指しました。1936(昭和11)年65歳で逝去しました。 |