復興記念館収蔵品データベース
Great Kanto Earthquake Memorial Museum Database避難者カード
展示場所 | 記念館 1 |
種別 | 1.震災 |
整理番号 | 15-00023 |
分類項目 | 15.記録資料① 救援・復興(救援道具・救援物資・医療具・調査資料など) |
寸法(mm) | H70×115 (1枚) |
数量 | 1 |
重量(g) | - |
年代 | 1923年 |
キャプション | 関東大震災で罹災し、各所に避難した人たちに関する情報を書き留めたカードです。当初は東京帝国大学の構内に避難した人々の救護には、同大学の学生たちが中心に活動しました。やがて、当時の法学部の穂積重遠教授、末広巌太郎教授などが支援し、当局へ働きかけて「東京罹災者情報局」を設置、各所の避難民の聞取りに着手しました。その結果、約7万世帯、20万人の避難民カードが作られ、東京市政調査会の避難者尋ね人調査に有効に活用されたといわれます。カードには、原則として、避難者の名前、年齢、元居住地、現在避難所の4項目が記され、日比谷公園の避難所に集められました。このことにより、日比谷公園の避難に行けば探している対象の人物がどこの避難所にいるのかを調べることが可能になりました。 やがて不要となったこのカードは、東京市政調査会から復興記念館へ震災記念展示物として寄贈されました。 テレビ放送はもちろん、ラジオもない時代でしたので、安否の確認を含めて、どこの避難所にだれがいるかという情報は貴重なものでした。 |